カレーライス物価、ついに370円超え! その理由は「ライス」にあり?

日本の食卓の定番メニューといえば「カレーライス」。そのお手軽さと美味しさで、子どもから大人まで大人気です。でも最近、カレーを作るのに「なんだか高くなったなあ」と感じたことはありませんか?実は、2024年10月の「カレーライス物価」が過去最高の371円に達しました!これは、カレーライス1食あたりの原材料費や光熱費をもとにした全国平均の調理コストなんです。 

 ★カレー具材の「下がり」とライスの「上がり」の攻防 

 カレーライス物価の内訳を見てみると、やっぱり一番大きいのは「具材費用」。お肉やジャガイモ、ニンジン、タマネギといったカレーの主役たちの合計は201円で、全体の約6割を占めています。ただ、ここ数カ月で野菜類の価格が大幅に下がったことで、具材費用の値上がりは抑えられました。 一方、「ライス(ごはん)」の価格が急上昇! なんと1食あたり142円に。1年前は91円だったので、たった1年で51円もアップしています。主因はコメ価格の高騰。この値上がりが、カレー具材の値下がり効果を完全に打ち消し、結果として「カレーライス物価」を押し上げる形になりました。 

 ★驚きのカレーライス物価指数、5年間で3割アップ 

 さらに、2020年を基準とした「カレーライス物価指数」では、2024年10月に135.6を記録。つまり、たった5年でカレーライスのコストが3割以上も上がったということ!前年同月比では20.5%上昇しており、これも過去10年間で初めての大幅アップです。 

 ★未来のカレーライス、どうなる?

 このままいくと、「カレーライス1食400円時代」が近いかもしれませんね。家庭の食卓でお財布にやさしいメニューだったカレーが、次第に「ちょっとぜいたくなごちそう」へと変わっていくのかも……? でも、ここで気づいてしまいました。 「じゃあ、ライスの代わりにうどんを入れて“カレーうどん”にしたら、コスト下がるんじゃない?」 ——なんて思った人もいるかもしれませんが、うどんも小麦価格の影響でじわじわ値上がり中。さて、私たちの愛するカレーライスはどこへ向かうのでしょう? 次回の「カレーライス物価指数」も要チェックです!  


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