ノンアルコールビールの飲みすぎ、意外なリスクとは?

お酒が苦手な人や健康志向の高い人の中には、ノンアルコールビールを好んで飲む方も多いでしょう。アルコールが入っていないから安心して飲みすぎてしまう方もいるかもしれません。しかし、ノンアルコールビールにも気をつけるべきポイントがあります 今回は、横浜市戸塚区にある「戸塚西口さとう内科」の佐藤孔信院長の解説をもとに、ノンアルコールビールの適切な楽しみ方と注意点をお伝えします。 

★糖質過多に注意 

まず、ノンアルコールビールはアルコール度数が1%未満の飲料を指します。この中には、完全にアルコールゼロの製品だけでなく、微量のアルコールが含まれている製品もあります。 これらは基本的に清涼飲料水に分類されるため、糖質を含む製品が多いのが特徴です。例えば、甘さを感じさせる成分として天然甘味料や人工甘味料が使用されることがあります。 

・天然甘味料のリスク 天然甘味料は血糖値を上昇させるため、飲みすぎると糖質の過剰摂取につながります。糖質の摂取を抑えたい方は、購入時にラベルをチェックして「糖質ゼロ」の製品を選ぶようにしましょう。 

・人工甘味料のリスク 人工甘味料は糖質を含まないものの、強い甘みで感覚が鈍くなり、より甘いものを求めてしまう可能性があります。その結果、食欲が増進し、エネルギー摂取量が増えてしまうことも。また、人工甘味料の過剰摂取は腸内環境を悪化させ、さまざまな健康リスクが指摘されています。 

★飲みながら食べる”おつまみ問題” 

ノンアルコールビールを飲むとき、ついついおつまみを一緒に食べたくなる…そんな経験はありませんか? ビールやノンアルコールビールと一緒に食べられるものは、脂っこいものや味付けの濃いものが多い傾向にあります。こうした食べ物を過剰に摂取すると、以下のようなリスクがあります。 

★脂質や塩分の過剰摂取 

 肥満や高血圧の原因になるだけでなく、生活習慣病のリスクも高めてしまいます。つまり、ノンアルコールビールそのものの飲みすぎだけでなく、飲むときに食べるものにも気をつける必要があるのです。 

★適量を守れば怖くない! 

ノンアルコールビールはアルコールをほとんど含まないため、肝臓への負担は少なく、安全に楽しめる飲み物です。しかし、適量を守ることが大切です。佐藤院長によると、**1日の摂取量は350ミリリットル以内**が望ましいとのこと。これを超えると糖質やカロリーの摂取量が増え、健康を損なうリスクがあります。また、毎日飲む場合は糖質ゼロの製品を選ぶなど、工夫をして楽しむことがポイントです。 

★まとめ 

ノンアルコールビールは手軽でおいしく、アルコールを避けたい人にも最適な飲み物ですが、飲みすぎには注意が必要です。糖質や甘味料、おつまみの影響を考慮して、**適量を守ること**が健康を維持する秘訣です。「ノンアルコールだから安心♪」と油断して飲みすぎてしまうと、糖質やカロリーの罠にはまってしまうかもしれません。心当たりのある方は、今すぐ適量を意識してみてください。 健康を大切にしながら、楽しいノンアルコールライフを送りましょう! 

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