日本酒界のトップランナー、旭酒造がまたやってくれました!あの「獺祭」がついに地球を飛び出し、宇宙で日本酒造りに挑戦するという前代未聞のプロジェクトが発表されました。その名も「獺祭―MOON 宇宙醸造」。いや、これ完全にSFの世界じゃないですか?夢とロマン、そして挑戦心の詰まったこのプロジェクト、詳細を覗いてみましょう。
宇宙日本酒プロジェクト、その全貌
2025年後半、原料となる酒米「山田錦」や水、酵母などを専用の醸造装置に詰め込み、ロケットで国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」に送り届けます。精米歩合は「獺祭」の人気商品「純米大吟醸 磨き二割三分」と同じ23%という徹底ぶり。宇宙に行っても品質に妥協しないその姿勢、さすが旭酒造。 そして、宇宙飛行士が仕込みを担当!地球からアルコール濃度を観測しつつ、発酵を進めます。ただし、宇宙では重力がほぼないため、地球と同じように発酵が進まないらしいんです。そこで登場するのが「かき混ぜ作業」。念入りに、丁寧に混ぜて、宇宙環境でも健全な発酵を目指します。この手間のかかりよう、まさに宇宙版「杜氏(とうじ)」ですね。
地球に帰還後、日本酒1本が1億円に!
宇宙で約15日間発酵させた「もろみ」は冷凍され、地球に持ち帰られます。そして、地球で搾り、日本酒へと完成させます。出来上がったお酒のうち、たった100ミリリットルだけを1本のボトルに瓶詰め。その販売価格はなんと1億円!もちろん、全額が今後の日本の宇宙開発事業に寄付されるというから驚きです。
月面居住を見据えた壮大な実験
このプロジェクト、ただのロマンではありません。将来的な人類の月面移住を見据えた実験でもあります。もし月面で暮らす時代が来たら、お祝い事には「月面醸造日本酒」で乾杯…なんて未来も夢ではありません。宇宙における発酵技術の確立は、食品生産や保存にも応用できる可能性を秘めています。
「獺祭―MOON 宇宙醸造」、その味は?
気になるのはその味わい。一体、宇宙環境で発酵した日本酒はどんな風味になるのでしょうか?宇宙の静けさを感じさせる繊細な香り?それとも未知なる重力感のある味わい?妄想が膨らみます。
まとめ:宇宙と日本酒が結ぶ未来
「獺祭―MOON 宇宙醸造」は、単なる日本酒造りの枠を超え、人類の未来を見据えた壮大な挑戦です。これを機に、「月で獺祭造り」なんて話も現実味を帯びてくるかもしれません。1億円のボトルを手にするのはどこの誰なのか。そしてその味は…? いつの日か、月面で「獺祭」を片手に乾杯する日を夢見つつ、この挑戦を見守りたいと思います。宇宙と日本酒が織りなす新たな物語、始まります!
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