カメムシの悪臭が「甘い香り」に大変身!?中学生のユニークな挑戦

こんにちは!今日は、ちょっとびっくりするような話題をお届けします。 

舞台は兵庫県上郡町にある兵庫県立大学附属中学校。この学校では、生徒たちが自ら課題を見つけて研究に取り組む「プロジェクト学習」が行われています。そして今回、なんと中学3年生の6人が、あの「カメムシ」を使って新たな可能性を切り拓く研究を行いました! 

カメムシ × 芳香剤=新発見? 

きっかけは「どうにかして嫌われ者のカメムシを役立てられないか」という純粋な好奇心。地元の林で大量発生しているカメムシを捕獲し、「悪臭の元」を探ることからプロジェクトがスタートしました。 

捕まえたカメムシはなんと100匹以上!その中で、比較的良い香りがする「エビイロカメムシ」と「マツヘリカメムシ」に注目しました。意外なことに、この2種類のカメムシからは甘い香りがすることが判明したのです。 

「え?カメムシなのに甘い香り?」と思いますよね。実際、研究に参加した山岡依織さんもこう語っています。 

「良い香りになって驚きました。カメムシのイメージが変わりました」 

これは、もしかしてカメムシがただの悪臭の元ではないことを証明する絶好のチャンス?!  

大手メーカーとのタッグで実現 

次に、生徒たちは隣接する赤穂市に研究所を置く「アース製薬」とタッグを組み、におい成分を抽出する技術を学びました。カメムシの体液から香り成分を取り出し、その結果「ふわっとした甘い香り」を得ることに成功! さらに驚くことに、生徒たちはすでに容器のデザインまで考案し、製品化に向けて具体的な構想を進めています。 

発表会での熱い思い 

1月21日、中学校で研究成果の発表会が開かれました。生徒たちは、自分たちの研究を堂々と発表。「嫌われ者のカメムシを役に立てたい」という思いから始まったプロジェクトが形になりつつあることに、自信を深めていました。

 定倫太郎さんの一言が印象的でした。 「嫌われ者のカメムシを社会の役に立てたかった」 

これからの展望と課題 

この研究が進めば、カメムシの香りを利用したユニークな芳香剤が商品として並ぶ日もそう遠くないかもしれません。現在は、パウダーやゼリー状の薬品と合成することで、より実用的な形を目指しているそうです。 

まとめ:嫌われ者にも活躍の場がある! 

今回のプロジェクトは「どんなものでも視点を変えれば価値が生まれる」ということを教えてくれます。私たちも、普段見逃しがちなものや嫌われがちなものに目を向けてみたら、意外な発見があるかもしれませんね。 さて、カメムシの芳香剤が店頭に並ぶ日を楽しみに待ちながら、今日も良い香りを求めて生きていきましょう!(カメムシの香りはさておき…!) 

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