ロケットにQRコード!?】~宇宙開発とPR戦略の意外なコラボ~

「ロケットにQRコード? なんで?」 

 2月2日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた内閣府の測位衛星「みちびき」6号機。SNSでは「ロケットにQRコードがついている!」と話題になりました。まさかのハイテクロケットとスマホ文化の融合――その理由とは? 

【GPSだけじゃない!「みちびき」の役割】 

 「みちびき」とは、日本版のGPSとも呼ばれる準天頂衛星システム。既にカーナビやスマートフォンで位置情報サービスを提供しており、私たちは知らないうちに恩恵を受けています。 

 でも、肝心の「みちびき」という名前自体はあまり知られていないのが現状。内閣府の担当者も「利用されているけど知名度が低いのが悩み」と本音を漏らしています。 

【ロケット×QRコード、誕生秘話】 

 そこで「どうすれば多くの人に知ってもらえる?」と頭をひねった結果、「ロケットにQRコードをつけちゃおう!」という斬新なアイデアが生まれました。JAXAと三菱重工業の協力を得て、ロケットの先端部(フェアリング)に特設サイトへ誘導するQRコードを印字。 

 SNSでは「ロケットにQRコード? 初めて見た!」「打ち上げ前にスキャンできたら面白そう」なんて声も上がり、注目を集めています。 

【「みちびき」が切り開く未来】 

 現在、4基体制で運用中の「みちびき」ですが、今回の6号機が夏頃に加わり、最終的には7基体制へ。これが実現すれば、米国のGPSに頼らず日本独自で高精度な位置情報を取得可能に。自動運転やドローン、農業の効率化などさまざまな分野で活用が期待されています。 

SNS効果に安堵】

内閣府の担当者も「QRコードが話題になっただけでも良かった」と胸をなでおろしていますが、これからはさらにPRに力を入れるそう。「2基の打ち上げが続くこの1年は勝負どき。もっと多くの人にみちびきを知ってもらいたい」と熱い意気込みを語ります。 

【未来の道しるべを共に】 

 宇宙という壮大なフィールドとQRコードという日常ツールの出会い。ちょっとユニークなこの取り組みが「みちびき」の知名度向上に一役買うかもしれません。 次に種子島からロケットが飛び立つ時、「あ、あのQRコードついてたやつだ」と思い出す人が増えているかも? みちびきがどんな未来を切り開くのか、これからも目が離せません!  

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