皆さん、天気予報は毎日チェックしていますか?
でも、これからは 「宇宙天気予報」 が必要になるかもしれません。
なぜなら、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)や富士通などが、**AIを使って月の宇宙放射線を予測する技術を開発** しようとしているからです!
月に降り注ぐ「見えない嵐」— 宇宙放射線の脅威
地球には大気と磁場があるため、宇宙からの放射線をある程度ブロックできます。しかし、月にはそれがありません。つまり、太陽から放出される強力な宇宙放射線がダイレクトに降り注ぐ のです。
その原因のひとつが 「フレア」 という太陽表面で発生する爆発現象。特に 大規模フレアが起こると、高エネルギー粒子が大量に放出 され、月面にいる宇宙飛行士が被曝するリスクが高まります。
もし予測なしでこの放射線を浴びてしまったら…宇宙服を着ていても人体に深刻な影響を及ぼしかねません。
だからこそ、「宇宙天気予報」が必要なのです。
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## **AI × 宇宙天気予報の最前線**
JAXAと富士通などの研究チームは、**2025年度中にAIを活用した放射線予測技術を実現する** ことを目指しています。
具体的には、こんな仕組みです👇
1. **NASAのデータを活用**
これまでに地球に届いた宇宙放射線のデータを分析
2. **AIにパターンを学習させる**
富士通のAIが、フレアの発生パターンや放射線量の変化を学ぶ
3. **未来の放射線を予測!**
事前に「ヤバいフレアが発生するぞ!」と警告を出す
この技術が確立されれば、宇宙飛行士は **「放射線の嵐」が来る前に避難** できるようになります。まさに宇宙版の天気予報ですね!
月面有人探査はもうすぐ!日本人飛行士も挑戦へ
米国は2027年に、アポロ計画以来 約半世紀ぶりとなる有人月面着陸 を計画しています。そして、JAXAも 2028年以降に日本人宇宙飛行士を月へ送る計画を進めています!
もし「宇宙天気予報」が成功すれば、月面探査の安全性が飛躍的に向上し、日本人飛行士の活躍の場も広がるでしょう。
富士通の光田千紘・シニアマネジャーもこう語っています👇
> 「被曝リスクに応じて月での活動内容を判断する目安となるような技術を作りたい」
つまり、将来的には 「今日は放射線が少ないので、探査活動OK!」 なんて日が来るかもしれません。
未来の月面生活に「天気予報」は欠かせない!?
かつて人類が月に降り立った時、誰が 「宇宙天気予報」なんて考えたでしょうか?
でも、月に滞在するのが当たり前になれば、
「今日は宇宙放射線が強いから、外出は控えよう」
なんて日常会話が交わされる未来もあり得るわけです。
宇宙開発が進む中で、新たな技術が次々と生まれ、月面での暮らしが現実味を帯びてきました。
いつの日か、「宇宙天気予報アプリ」がスマホに登場する日も近いかもしれませんね。 🌕📡💫
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