皆さん、こんにちは!今日はちょっと大事なお知らせがあります。風疹とはしかを予防するためのMRワクチンについて、厚生労働省が定期接種期間を2年延長する方針を固めました。これにはいくつか理由がありますので、詳しく見ていきましょう。
ワクチン供給の問題と定期接種期間の延長
ここ数年、ワクチンを販売する製薬企業の出荷停止が続いており、地域によっては供給が不足することがありました。そのため、厚生労働省は子ども向けの定期接種期間を2年延長することに決めました。この変更は各市町村に通知される予定です。
定期接種の新しい対象年齢
従来の定期接種は、1歳と小学校入学前の5~6歳の2回が対象でしたが、今年度の対象者はそれぞれ3歳まで、7~8歳までとされます。この期間を逃すと、任意接種となり、全額自己負担になるので要注意です。
公費負担での追加接種
さらに、公費負担で風疹ワクチンを接種できなかった1962年4月2日~1979年4月1日生まれの男性を対象とした追加接種の期限も延長されます。24年度末までに抗体検査を受けたことを条件に、接種期間が26年度末まで延長されます。
### 接種者数の増加と課題
年度末にかけて接種者数が増える傾向があり、期間内に接種を終えられない可能性が指摘されていました。厚労省の担当者は「ワクチン供給の偏在が課題で、打てなかった方が一定数いる。駆け込み需要に対応できないという声もあった」と説明しています。
風疹とはしかのリスク
風疹は妊婦が感染すると、目が見えなかったり、耳が聞こえなかったりする症状が胎児に出る可能性があります。一方、はしかは胎児に異常や後遺症を引き起こす可能性はまれですが、重症化すると脳炎を引き起こすことがあります。
まとめ
今回の定期接種期間延長の決定は、ワクチン供給の問題を受けて行われたものです。接種を受けるタイミングを逃さないよう、早めに医療機関に相談することをおすすめします。
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