「睡眠は脳を休めるため」――そう思っていませんか?
でも、驚くべきことに 「脳がなくても眠る」生き物がいる のです。
その生き物とは ヒドラ。
触手を持ち、体を切られても再生する驚異の生命体です。
ヒドラは「眠る」?
ヒドラには 脳がありません。
それなのに、活動が低下し、刺激への反応が鈍くなる 「睡眠状態」 が観察されています。
これは 「睡眠は脳のため」ではなく、もっと根源的な生命の仕組み」 だということを示唆しています。
実際に、ヒドラにカフェインを与えると「目覚めた」ような状態になり、逆に睡眠を促す物質を投与すると、眠りが深くなるのです。
「生き物の本来の姿」は眠っている状態?
ヒドラの研究から、ある大胆な仮説が生まれました。
「生物のデフォルトの状態は眠りであり、起きることの方が特別なのでは?」
私たち人間も、1日の3分の1は眠っています。
動物も、魚も、昆虫でさえ、睡眠のような状態をとる。
「眠る」という行為は、すべての生物に共通する生存戦略 なのかもしれません。
ヒドラは「不老不死」?
さらに驚くべきことに、ヒドラは 老化しない ことが研究で明らかになっています。
2015年の研究では、ヒドラは 1400年以上生き続ける可能性すら示唆されました。
ヒドラの体には i-cell(間充織細胞)という特殊な幹細胞があり、これが 常に新しい細胞を生み出し続ける ことで、老化を防いでいるのです。
もしかすると、ヒドラの「眠り」と「不老不死」には、何か深いつながりがあるのかもしれません。
「眠り」とは何かを考える
私たちはなぜ眠るのか?
ヒドラの研究は、睡眠が 「脳を休めるため」だけではない ことを示しています。
生きるために眠る。
もしかすると、私たちの本当の姿は 「眠っている時」*にあるのかもしれません。
ヒドラのように 生命の根源 に迫る研究が、これからの「睡眠」の概念を大きく変えていくかもしれませんね。
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