最近、「盛岡」「函館」「福岡」など、全国の保育施設で次々と集団感染が報告されている感染性胃腸炎。通常は秋から冬に多いはずのこのウイルス性の病気が、なぜこの初夏の時期に流行しているのでしょうか？
昭和大学の二木芳人名誉教授によると、今回の流行の中心となっているのは「ノロウイルス」ではなく、それによく似た「サポウイルス」や「アストロウイルス」。これらはいずれも強い感染力を持ち、とくに乳幼児を中心に感染が広がりやすいのが特徴です。
しかもこのウイルスたち、なんとアルコール消毒が効きません！コロナ禍で定着したアルコール手指消毒では防げず、手洗いは「石けん＋流水」が鉄則。また、嘔吐物や汚染衣類には塩素系の消毒剤か、85度以上の熱湯消毒が必要です。
季節外れの流行の背景には、「天候不順」と「免疫負債」があるとされています。急激な寒暖差に体がついていけず、知らぬ間に免疫が低下。そして、コロナ禍で感染症との接触が減ったことで、体がウイルスへの抵抗力を失っている、いわば“免疫のブランク”ができてしまったのです。
さらに、インバウンドや海外旅行が活発になったことで、海外由来のウイルスが持ち込まれている可能性も否定できません。
注意すべきは、症状が治まった後もウイルスは体内に残ること。排便などを通じて周囲に感染を広げる恐れがあります。トイレの後や食事前の手洗いを、家族全員が徹底しましょう。
そしてこれから梅雨の時期になると、ウイルス性から細菌性の感染（特に食中毒）へと変わっていきます。食品の取り扱いにも、十分注意してくださいね。
ウイルスも菌も目に見えませんが、正しい知識と対策で大きな被害は防げます。この夏を元気に乗り切るために、ぜひご家庭でも情報を共有していただければと思います。
もっと詳しい健康情報にご興味があれば、[こちらのページ](https://bit.ly/4iJ4576)もぜひチェックしてみてください！は特に注意が必要です。詳しくは[こちらのページ](https://bit.ly/4iJ4576)もご覧ください。
最近、「盛岡」「函館」「福岡」など、全国の保育施設で次々と集団感染が報告されている感染性胃腸炎。通常は秋から冬に多いはずのこのウイルス性の病気が、なぜこの初夏の時期に流行しているのでしょうか？
昭和大学の二木芳人名誉教授によると、今回の流行の中心となっているのは「ノロウイルス」ではなく、それによく似た「サポウイルス」や「アストロウイルス」。これらはいずれも強い感染力を持ち、とくに乳幼児を中心に感染が広がりやすいのが特徴です。
しかもこのウイルスたち、なんとアルコール消毒が効きません！コロナ禍で定着したアルコール手指消毒では防げず、手洗いは「石けん＋流水」が鉄則。また、嘔吐物や汚染衣類には塩素系の消毒剤か、85度以上の熱湯消毒が必要です。
季節外れの流行の背景には、「天候不順」と「免疫負債」があるとされています。急激な寒暖差に体がついていけず、知らぬ間に免疫が低下。そして、コロナ禍で感染症との接触が減ったことで、体がウイルスへの抵抗力を失っている、いわば“免疫のブランク”ができてしまったのです。
さらに、インバウンドや海外旅行が活発になったことで、海外由来のウイルスが持ち込まれている可能性も否定できません。
注意すべきは、症状が治まった後もウイルスは体内に残ること。排便などを通じて周囲に感染を広げる恐れがあります。トイレの後や食事前の手洗いを、家族全員が徹底しましょう。
そしてこれから梅雨の時期になると、ウイルス性から細菌性の感染（特に食中毒）へと変わっていきます。食品の取り扱いにも、十分注意してくださいね。
ウイルスも菌も目に見えませんが、正しい知識と対策で大きな被害は防げます。この夏を元気に乗り切るために、ぜひご家庭でも情報を共有していただければと思います。
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