こんにちは。今日はハワイで実施されているちょっとビックリな“自然保護作戦”をご紹介します。
なんと、ドローンで蚊を空からばらまくという大胆な試み。えっ、蚊を撒くって逆じゃないの?と思った方、実はこれがちゃんとした“生態戦略”なんです。
🌺 ハワイの鳥たちを救え!
舞台はハワイの森。美しい自然の宝庫ですが、固有種の鳥たちが\*\*「鳥マラリア」\*\*という病気で激減しています。
原因は、1800年代に外来で持ち込まれた蚊。今やハワイにいた蜜餌鳥は50種以上から17種にまで減ってしまいました…。
🦠 ボルバキア作戦発動!蚊を使って蚊を制す
科学者たちが使ったのが「ボルバキア」という特殊なバクテリア。これに感染した“雄の蚊”は、雌と交尾しても卵がかえらないんです。
つまり、蚊の数を自然に減らしていくという仕組み。しかも雄は人を刺さないので、感染症の心配もナシ。
🚁 ドローンで森の奥地へ、4000万匹放出済み!
プロジェクト「Birds, Not Mosquitoes」は、すでにマウイ島やカウアイ島に4000万匹以上の雄の蚊を空中散布。
人が入れない深い森へも、ドローンを使って広範囲に展開しています。
専門家は「これはまるで、蚊が入ってこられない“見えない壁”を森に作っているようなもの」と語ります。
🌎 効果は未知数。でも未来の自然保護モデルに?
まだ効果が実証されるには時間が必要。でも、この挑戦が成功すれば、他の地域や生態系保全にも応用できるかもしれません。
ハワイの空から降る蚊。ちょっと変わった方法ですが、未来の自然を守るための一歩かもしれませんね。
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