こんにちは。今回は「人口世界一=若者ばかり」というイメージをくつがえす、インドの現状に注目してみましょう。
そう、実はインドでも今、“少子高齢化”の波が静かに、でも確実に広がっているのです。
👶 出生率はすでに“人口維持ライン”に到達
2023年のインドの出生率は2.0。1950年には5.73もあったのに、大きく減っています。
世界一の人口を抱えるインドですが、「増え続ける=若者だらけ」ではないのです。
📉 学校が閉まる時代に…
南西部のゴア州では、たった2年で36の小学校が閉鎖。
理由は「子どもがいないから」。人口が多くても、出生数が減れば教育現場は縮小を余儀なくされます。
👵 高齢化はすでに始まっている
インドの高齢者(65歳以上)は今年で1億人を超え、2050年には2.5億人以上に。
56年には15歳未満の子どもよりも多くなる見込み。「高齢社会」へと確実に進んでいます。
---
👷 希望は“生産年齢人口”の伸びにあり
とはいえ、今はまだ働き手が増えている時期。55年までは生産年齢人口が優勢と予測されています。
ただし、この“人口ボーナス”を活かせるかどうかは、若者が教育と雇用の機会を得られるか次第。
💡 まとめ:若者が多くても安心できない時代
インドの例は、「人口が多ければ安泰」という幻想を壊してくれます。
重要なのは、**数よりも質**。教育・医療・雇用の整備こそが、国の未来を左右します。
0コメント