毎年夏になると、街中や電車内でよく見かける「手持ち型扇風機」。小型で持ち運びも便利、首にかけて両手が空くタイプもあり、熱中症対策として大活躍していますよね。
しかし、そんな便利グッズが、思わぬ危険を招くことがあるとしたら…?
手持ち扇風機が火災の原因に!?
7月、東京都品川区のマンションで火災が発生。窓から炎が噴き出すほどの勢いで、9階の一室が焼け、住人の30代男性が重傷、5人が軽傷という被害が出ました。
原因として浮上したのは、なんと「手持ち型扇風機」の爆発でした。
内蔵されたリチウムイオン電池が衝撃などで破損し、発火・爆発につながったと見られています。
爆発には“4つの前兆”がある!
国民生活センターやNITE(製品評価技術基盤機構)によれば、次のような「爆発の前兆」が確認された場合、使用を中止し、メーカーや販売店に相談するよう呼びかけています。
🔥 爆発を防ぐための4つの前兆チェック
1. 充電ができない・遅くなった
2. 充電中に異常な発熱がある
3. 外装やバッテリーパックが膨らんできた
4. 突然電源が切れる・動作が不安定になる
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もし一つでも当てはまったら、それは**危険のサイン**かもしれません!
使用時の注意点:衝撃と熱に気をつけて!
手持ち扇風機に限らず、リチウムイオン電池を使った製品全般に共通して言えることは、「衝撃」と「熱」に弱いという点。
地面に落としたり、炎天下の車内に放置したりすると、電池内部が傷つき、異常発熱から出火や爆発につながるおそれがあります。
特に首にかけるタイプは、体温や日差しの影響で温度が上昇しやすいため注意が必要です。
終わりに:便利な道具も、正しい使い方で
「手軽で便利」なアイテムほど、つい油断してしまいがち。
ですが、使用方法や製品の状態にしっかり気を配ることで、事故は防げます。
この夏も安心・安全に過ごすために、ちょっとした異変を見逃さず、“予防の目”を持つことが大切です。
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