富山県の稲作農家さんにとって見逃せない重大なニュースが飛び込んできました。
なんと、病害虫「カメムシ」が県内全域で多発しており、その数は平年の2.5倍にも達しているとのことです。
📈平年の2倍以上、去年並みの発生数…
富山県農林水産総合技術センターの最新の調査では、水稲の周囲(畦畔や雑草地)でのカメムシ確認率は77.8%(昨年は68.9%、平年は58.9%)。
捕獲されたカメムシの数も13.5匹と、平年の5.4匹を大幅に上回っています。
特に、イネ科雑草の除草が不十分な場所ではカメムシの生息密度が高くなる傾向が見られるそうです。これは見過ごせません…!
☀️高温と少雨がカメムシを後押し!?
北陸地方の今後1か月の気象予報によると、気温は「かなり高め」、降水量は「平年並みか少なめ」と予想されています。
この気象条件、実はカメムシにとっては「好都合」。つまり、今後さらに増殖するおそれがあるというわけです。
🔧今すぐできるカメムシ対策とは?
富山県からのアドバイスは以下の通り:
* イネ科雑草を徹底的に刈る!特に畦畔では穂が出る前に草刈りを。
* 出穂してしまった雑草を刈る場合は、防除の直前に行うこと。
* ノビエやホタルイなどのイネ科雑草も要注意!
* 雑草地や不作付地(麦あとなど)の近くでは特に防除を徹底。
* 「てんたかく」などの早生品種では、2回の基本防除を。
* 「コシヒカリ」などは、穂揃期に防除を集中する。
特にクモヘリカメムシの発生が多い地域では、品種にかかわらず2回の防除が必要です。防除の際は、畦畔にもしっかり薬剤を散布してください。
農家の皆さんの努力が、おいしいお米と安全な食を守ります。気象や病害虫の動向にアンテナを張って、しっかりと対策を進めていきましょう!
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