iPS細胞から「命のはじまり」を再現? 〜政府が受精卵作製を条件付きで容認〜

こんにちは、スタイルです。

2025年7月、私たちの「命」に関わる、とても興味深いニュースが飛び込んできました。政府の生命倫理専門調査会が、iPS細胞などからつくった精子や卵子で受精卵を作ることを、特定の研究に限り認めるという報告書をまとめたのです。

どんな研究に使えるの?

対象となるのは、不妊症や遺伝性疾患などの医療・基礎研究目的に限定されます。生命を生み出す技術であるため、使用には非常に慎重な姿勢が求められています。

どこまで許されるの?

・受精卵の培養は最大14日間まで

・人間や動物の子宮への移植は禁止

つまり、「生命として育てること」はNG。あくまで研究室内での利用に限定されます。

iPS細胞から赤ちゃん誕生は可能?

今のところ、人間ではiPS細胞から卵子や精子を完全に作った例はありません。でも、マウスではすでに成功しており、「人間でも技術的には近く実現可能になる」と専門家は見ています。

これが進めば、不妊治療や難病研究にとって画期的な展開になります。しかし一方で、「命をつくる」技術には深い倫理的議論が必要です。

#倫理の壁をどう乗り越えるか

技術が進歩すればするほど、科学と倫理のバランスが問われます。「できる」からといって「していい」とは限らない。私たち一人ひとりも、このテーマに関心を持ち、声を届けていくことが求められています。


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