こんにちは!
今日は韓国で開催されているユニークなイベント「ボーっとする選手権」の話をお届けします。
90分間、ただ存在するだけ
2025年5月、ソウルで行われたこの大会。
ルールはとてもシンプル―― スマホ禁止・おしゃべり禁止・居眠り禁止。
許されるのは、ただじっとして「何もしない」ことだけ。
100人の参加者の中から優勝したのは、36歳の起業家でパンクロッカーのパク・ビョンジンさん。
心拍数の安定度と観客の投票で勝者が決まる仕組みです。
勝利の秘訣は“ゆっくり呼吸”
パクさんが大会で実践したのは、ゆったりとした腹式呼吸。
そして余計なことを考えず、一点を見つめること。
面白いのは、彼と仲間たちがパンクファッションで参戦したこと。
派手な見た目は「相手を動揺させるための戦略」だったとか。
見た目はトゲトゲ、でも心はとても穏やか――ギャップがいいですね。
「何もしない」はなぜ難しい?
現代人にとって最大の敵はスマホ。
つい手を伸ばしてしまい、頭を空っぽにする時間がどんどん減っています。
研究によると、人はただ自分の思考と向き合うより、軽い電気ショックを受ける方を選ぶこともあるそうです。
それほど「何もしないこと」に耐えられないのが、私たち。
でも実際には「ボーっとする」ことで、脳の創造性や感情処理が活性化する。
ストレスホルモンが減り、不安や落ち込みを和らげる効果も期待できるそうです。
パクさんの気づき
「何かをしていなければ」という焦りを手放すことが一番難しかったと語るパクさん。
けれど、その難しさを超えると、頭が整理され、思った以上にリフレッシュできたそうです。
彼は今後も「週に10分だけでもボーっとする」ことを習慣にしたいと言います。
来年も大会に出るつもりだとか。
最後に
韓国の厳しい競争社会の中で「ボーっとする」ことは、無駄や怠けとみなされがち。
でも、実際は心の健康を守る大切な時間です。
……とはいえ、90分間じっとするのはなかなか大変。
私ならきっと開始5分で「今日の夕飯何にしよう?」と考えてしまい、
10分後にはウトウトして失格になりそうです(笑)。
みなさんもぜひ、日常のどこかで「何もしない時間」を持ってみてくださいね。
心のリセットに役立つはずです。
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