こんにちは!
今日は「薬を水なしで飲んでも大丈夫なのか?」という、意外と多くの方が気になるテーマについてご紹介します。
外出先で水がないときや、つい面倒でそのまま薬を飲んでしまった経験、ありませんか?
しかし、実は水なしで薬を飲むことには“3つの大きなリスク”があるのです。
💊 水なしで薬を飲むと起きる3つのリスク
薬剤師・真部眞澄さんによると、以下の3つが代表的なリスクとのこと。
1. 食道に貼りつくリスク
薬がスムーズに通過せず、食道にとどまって粘膜にダメージを与える可能性があります。
特に骨粗しょう症の薬や一部の抗生物質、鉄剤は要注意。炎症や潰瘍を起こすこともあるそうです。 2. 吸収率が下がる
薬は本来、コップ1杯(180〜200ml)の水で服用することを前提に設計されています。
水なしだと溶け方が不十分になり、効果が十分に得られない可能性が…。
3. 窒息や誤嚥のリスク
喉に詰まったり、誤って気管に入ったりすることも。
高齢者や子どもだけでなく、誰にでも起こり得るので要注意です。
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## ☕ 水ではなくお湯で飲んでも大丈夫?
* **30〜40℃程度のぬるま湯** → 問題なし
* **50℃以上の熱いお湯** → 薬の成分が壊れたり、カプセルが溶けて喉に張り付くリスクあり
* **冷たすぎる水** → 溶けにくくなり吸収が遅れることも
つまり、常温〜ぬるま湯がベストです。
👍 水なしで飲める薬もある
例外的に、水なしでも服用できる薬があります。
1. 口腔内崩壊錠(OD錠)
→ 唾液でサッと溶けるタイプ。高齢者や子どもにも使いやすい。
2. 舌下錠
→ 舌の下で溶かして即効性を発揮。狭心症の薬など。
3. チュアブル錠
→ かみ砕いて服用できるタイプ。子ども向けにも。
4. 口腔粘膜貼付剤
→ 口内炎などに使う薬で、飲み込まず患部に貼って使う。
ただし、水分制限がある方(腎不全など)は必ず医師に相談してください。
まとめ
水なしで薬を飲むのは「効かなくなる」だけでなく「体に悪影響を及ぼす」可能性があります。
特に大きめの錠剤やカプセルは、必ずコップ1杯の水で飲むのが安心ですね。
💡どうしても水がない場合は、薬の種類によっては工夫できることもありますが、基本は「水と一緒」が鉄則です。
外出時は小さなペットボトルを持ち歩いておくと安心ですよ。
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