石川県の沿岸で「海のダイヤ」と呼ばれるクロマグロが豊漁すぎて、漁業者が頭を抱えています。
本来なら高値で取引される喜ばしいニュースのはずが、なんと今年は漁獲上限に早くも到達寸前…。そのため県からは「水揚げ自粛」の要請が出されるという、ちょっと不思議な状況になっているのです。
■ 捕れすぎて大混乱!
クロマグロは定置網にかかってしまうと、他の魚と一緒に網から出さなければならず、アジやイカといった狙いの魚まで逃げてしまう始末。さらにマグロが暴れることで漁具が壊れる被害も出ています。
七尾市の漁業者も「例年なら年度末まで余裕があるのに、今年は夏前で枠いっぱい」と嘆いているそうです。
■ 値崩れは起きていない?
「豊漁なら価格が下がるのでは?」と思いきや、市場価格は1キロあたり2,500〜3,500円で安定。漁獲枠さえなければ、むしろ恵みの年だったのかもしれません。
■ クロマグロ、ありがたいけど…
漁業者にとっては“宝の山”であるはずのクロマグロ。しかし「網を壊す」「他の魚が逃げる」「枠があるから売れない」と、まるで厄介者のような存在になってしまいました。
まさに“豊漁の落とし穴”。海のダイヤが漁師泣かせになるなんて、なんとも皮肉な話ですね。
✅ 海の資源管理の難しさを感じさせる今回のニュース。
次は「マグロ大漁で漁師も笑顔!」という明るい見出しが見られるといいですね。
0コメント