~コウライオヤニラミ駆除作戦レポ~
宮崎県都城市を流れる大淀川で、ちょっとユニークな「釣り大会」が開かれました。
そのターゲットは、なんと外来魚「コウライオヤニラミ」。
この魚、朝鮮半島原産の肉食魚で、2017年に大淀川で初めて確認されて以来、急激に増えてしまった問題児です。
在来の貴重な魚たちにとってはまさに“侵略者”。放っておくと生態系が壊れてしまう危険性も…。
釣って、食べて、駆除!?
今回の作戦は、ただ釣るだけでは終わりません。
南九州大学の管理栄養学科が考案した「コウライオヤニラミレシピ」まで登場!
* あっさり味を活かしたフィッシュバーガー
* 酸味と甘味がクセになる南蛮漬け
などなど、「え?これ外来魚なの?」と思わせるようなメニューに仕上がっています。
実際に食べてみた人からは「意外と美味しい!」との声も。
市民参加型だから面白い
主催したNPO法人「都城大淀川サミット」によると、
「ただ駆除と言っても地味で続かない。釣り大会の形にすれば、市民も楽しみながら参加できる」とのこと。
確かに、ただ捕まえるだけより「競いながら、しかも食べられる」となると話は別。
参加した子どもたちも「また釣りたい!」と大盛り上がりでした。
そして
「釣って食べて駆除」という一石三鳥のアイデア。
でも、食卓にコウライオヤニラミが並ぶ日常を想像すると…
ちょっとシュールかもしれませんね(笑)
とはいえ、外来種問題は深刻。
“敵を知り、敵を食らう”――これぞ究極のエコな解決策かもしれません。
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