朝晩がひんやりしてくると、恋しくなるのが**「おでん」**。
出汁をたっぷり吸ったトロトロのダイコンに、味が染みたたまご…冬の食卓の主役です。
でも今、そのおでんの主役たちがピンチなんです。
🌱「大きいのが出てこない」──ダイコンが“小型化”!
東京・品川の戸越銀座商店街にある老舗おでん屋さんでは、秋本番に向けて仕込みが忙しい季節。
ところが、店主の後藤さんからは悲鳴が。
> 「大きいのが出てこない。急に小さくなって、お客さんも『えっ』という感じ。」
そう、ダイコンが**小ぶり化**しているんです。
原因は夏の猛暑。例年以上の高温と少雨で生育が追いつかず、
「太らないダイコン」ばかりになっているとのこと。
しかも価格も上昇中。
東京の卸売価格は8月末の1キロ135円から、9月下旬には158円に!
仕入れ値は1本200円→400円へと倍増。
おでん屋さんも「泣きながら仕入れるしかない」と嘆くほどです。
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### 🥚卵まで値上がりのダブルパンチ
おでんの名脇役“たまご”も、実は値上がり中。
2024年より1キロあたり50円アップ。
鳥インフルや飼料価格の上昇も影響しており、こちらもしばらくは高止まりの見込みです。
「ダイコンも高い、卵も高い」──
この冬は、おでんを作る主婦たちも頭を抱えそうですね。
💡救世主は“規格外品”!
そんな中、神奈川県大和市の青果店では、驚きの光景が。
店頭のダイコンが「飛ぶように売れている」んです。
その理由は──「規格外品」。
少し傷がついていたり、形が悪いだけで出荷できなかった野菜を、
安く仕入れて販売しているんです。
なんと、
* 正規品 Mサイズ:180円(税抜)
* 規格外 Lサイズ:130円(税抜)
という、まさかの「大きいのに安い」逆転現象!
> 「皮をむけば全然平気。味も変わらないのにお得ですよ」と店主の蛭田さん。
さらに、購入金額に応じて卵が割引になる“特別セール”も実施中とのこと。
まさにフードロス削減×家計応援のWチャンスです。
🍲食卓を温めるのは「知恵」かも
猛暑や物価高で、食卓にも影響が出るこの秋。
でも、規格外品やセールを上手に活用すれば、
まだまだ「おでんの季節」を楽しむことはできます。
「見た目より中身」──
それは人にも野菜にも言えることかもしれませんね。
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