🌰 秋の味覚・キノコ。だけど「賞味期限」がないのはなぜ?
秋の食卓に欠かせない、シイタケ・エノキダケ・シメジ・マイタケ・エリンギ。
どれもスーパーでよく見かけますが、ふと気づくと──
「賞味期限の記載がない」ことにお気づきでしょうか?
「え?書いてないなら、長持ちするってこと?」
……いえ、実はまったく逆なんです。
📅 賞味期限がない=長持ちする、ではない!
栄養士さんによると、
キノコ類は「賞味期限を表示する義務がない食品」に分類されているそうです。
つまり、法律上は記載しなくてもOK。
ですが、水分が多いキノコは実はとても傷みやすい食材。
保存方法を間違えると、すぐに風味や食感が落ちてしまいます。
🚫 やってはいけない!キノコのNG保存法3選
和漢さんが特に注意を呼びかける“やりがちミス”はこちら👇
1️⃣ 袋ごと常温保存
→ キノコは収穫後も呼吸しており、常温ではカビや変色の原因に。
2️⃣ 袋ごと冷蔵庫へポン!
→ 袋内に水滴が発生し、逆に傷みが早まります。
3️⃣ 洗ってから保存袋に入れる
→ 水を吸いやすく、ぬめり・カビの原因に。
洗うのは使う直前でOK!
🧺 正しい保存方法は「キッチンペーパー+冷蔵」
買ってきたらまず、袋やパックから取り出すのがポイント。
その後、キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室へ。
ペーパーが余分な水分を吸い、カビやぬめりを防いでくれます。
冷蔵なら2~3日以内に使い切るのが目安です。
❄️ 長持ちさせたいなら「冷凍」や「干す」!
もっと長く保存したいときは、
石づきを取ってほぐし、そのまま冷凍用袋で冷凍を。
冷凍すると細胞が壊れて、旨味が出やすくなり、
調理時に味が濃くなるといううれしい副産物も。
冷凍で約2〜3週間保存可能です。
また、天日干しもおすすめ。
日光に当てることで旨味とビタミンDがアップします。
🍲 栄養を逃さない“食べ方”のコツ
キノコは低カロリーで食物繊維が豊富。
腸内環境を整え、生活習慣病の予防にも役立ちます。
さらにビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康維持に◎。
調理前に15分ほど日光に当てると、ビタミンDがぐんと増えるそうです。
おすすめは、汁物や鍋などの“煮る”料理。
栄養が汁に溶け出しても、まるごと摂れるのがポイントです。
また、油と一緒に摂るとビタミンDの吸収率がアップ。
ただし、炒めすぎると油を吸って風味が落ちるため、
電子レンジで軽く加熱してからオリーブオイルやドレッシングをかけるのがベストです。
🥢 まとめ:キノコは「デリケートな秋の贈り物」
賞味期限がないからこそ、油断しがちなキノコ。
でも正しく扱えば、うまみも栄養も何倍にも膨らむ食材です。
「キノコに期限がない」のではなく、
“扱い方”に期限があるのかもしれませんね。🍁
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