首都圏を襲う“500㎜の悪夢”と、日本近海の異変
10月21日――気象庁が発表したのは、八丈島を含む伊豆諸島南部で“線状降水帯”が発生する恐れ。
1時間に80㎜以上の猛烈な雨。
しかも八丈島は、つい最近も台風22号・23号の連続攻撃を受けたばかりです。
「もう限界です…」という島の悲鳴が聞こえてきそうです。
🌊 台風の“発生地図”が変わった!?
これまでの台風ルートといえば、
フィリピン沖で発生 → 沖縄 → 九州・四国へ、というのが定番。
ところが今年は、日本近海で台風がポコポコ誕生しているんです。
慶應義塾大学の宮本佳明准教授によれば、
「海水温が高すぎるため、日本近くでも台風が作られてしまう」とのこと。
実際、今年の海面水温は平年より最大3℃も高い!
本来なら台風の“燃料”が足りないはずの海で、
今や“高オクタン燃料”がじゃぶじゃぶ状態というわけです。
🌀 勢力を保ったまま「関東直撃」のリスク
日本の南の海がこれほど温かいと、台風は勢力を落とさず上陸します。
かつては日本に来るころにはパワーダウンしていた台風も、
今では“フルパワー”のままやって来る恐れがある。
事実、台風22号では最大瞬間風速54.7m、総雨量500㎜超え。
八丈島では道路も建物も壊滅的な被害を受けました。
そして――専門家は言います。
> 「首都圏でも500㎜の大雨が降る可能性は十分ある」
山間部で降れば、荒川や多摩川が氾濫する危険性も。
「地下にいれば安全」なんてもう通用しません。
水は必ず下に向かうのです。
🌬️ 風速80m!? 想像を超える“モンスター台風”
さらに怖いのは風。
今の日本近海の条件なら、風速70〜80m・気圧920hPa級の超大型台風も「理論的にはありえる」とのこと。
風速80mというと、
・鉄塔が折れる
・車が宙を舞う
・家屋が根こそぎ飛ぶ
――もはや「災害」というより“自然の暴走”。
💭 そして
日本近海の海がここまで温かくなるなんて、
「南国リゾート化」も夢じゃない…と思いたいところですが、
現実はその“代償”として、モンスター台風がやってくるという皮肉。
夏は猛暑、秋は台風、冬は異常暖冬――
四季が美しかった日本が、“四季すべて警報付き”になる日も近いのかもしれません。
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