長野県の山あいにある箕輪町で、今年は少し不思議なニュースが話題になっています。
なんと、熊の目撃情報が昨年度の半分以下になったというのです。
昨年度は19件あった熊の目撃が、今年はわずか9件。
しかも、シカ用の罠に誤ってかかってしまう「錯誤捕獲」も17頭→3頭に激減!
熊たち、一体どこへ行ってしまったのでしょう?👀
🏞️「ゾーニング」で熊と人との距離をとる
実はこの春、箕輪町では新しい試みとして「ゾーニング」を導入しました。
これは、熊の生息域と人の生活空間を明確に分ける取り組み。
たとえば熊が出やすいエリアのやぶを刈り払うための補助金を出したり、
人里近くにある熊の“おやつ”になる木の実を取り除いたりと、地域全体で協力したのです。
町長の白鳥政徳さんもこう語っています。
> 「地域の皆さんの協力で緩衝地帯を作り、熊を引き寄せるものを減らしたことが効果を出しているのではないか」
つまり、「熊が悪いわけじゃない、人と熊が混ざらないようにすればいい」という考え方ですね。
🌲これからの課題と広がる取り組み
県によると、同様のゾーニングは県内10市町村が実施しており、上伊那地域では伊那市と箕輪町が先行。
白鳥町長は「熊には市町村の境界なんて関係ない」と話し、
今後は県全体での広域的な取り組みを求めています。
🐾おわりに
「熊が出た!」というニュースは怖いですが、
このように自然と人がうまく距離をとって共存していく取り組みはとても大切。
山の恵みを守りつつ、安心して暮らせる地域づくりが進んでいるのは素敵ですね🌿
もしかしたら、熊たちも今ごろ山の奥で「人間、最近あんまり来ないな〜」なんて思っているかもしれません🐻🍂
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