子どもの「チック症」と向き合う家族のリアルを追ってみた

みなさん、「チック症」って聞いたことありますか?

私自身もテレビを通して初めて知ったのですが、自分の意思とは関係なく声が出たり、体が動いてしまう発達障害の一種なのだそうです。発症は4〜6歳ごろが多く、10人に1〜2人という身近さに驚かされます。

 ■ 見えない悩み、「どこに相談すればいいの…?」

あるお母さんは、幼稚園の年長さんだった息子さんが「ギュッ」と強くまばたきをするのを見て違和感を覚えたと言います。

> 「どこの病院に行けばいいのかわからないまま、ずっと1人で悩んでいました」

症状は少なくなったり形を変えたりしながら数年間続き、不安は消えないまま。

「専門医が県内にほとんどいない」という指摘もあり、診断や支援の届かなさが浮き彫りになります。

 ■ 当事者が語る「リアル」── トゥレット症のあべ松怜音さん

鹿児島市出身のあべ松怜音さん(31)は、小学2年生で声のチックが始まり、現在は「トゥレット症」と診断されています。まばたき、首振り、声…複数の症状が同時に現れる日々。

> 「小中学生の頃はからかわれることも多く、本当に苦しかった」

それでも彼は、数年前からSNSで発信を開始。全国の学校で講演も行い、チック症を「知る」きっかけづくりに挑んでいます。

> 「小さいうちからリアルに接することで、見え方が変わるんです」

と語る姿には、強さと優しさがありました。

 ■ そして最後に彼がくれた言葉が、、、

> 「人生一回きりだから。チックに気を取られて楽しめないのはもったいない。

> “チックがあっても楽しく生きられる未来”は、自分たちでつくれる」

理解されるだけで、人はこんなにも前を向けるのだと実感しました。

 ■ まとめ

「人って、欠点があるから愛おしいのかもしれない」と。

完璧な人より、どこか不器用な人のほうが魅力的だったりしますよね。

チック症も“その子の性格”ではなく“脳の仕組み”の話。だったら、笑うより先に「大丈夫だよ」と言える大人でいたいものです。

そして最後に——

まばたきが多いのは寝不足のせいかと思っていたら、実は世界の理解がまだ追いついていないだけだった…そんなオチでした。


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