こんにちは。今日は、全国的にクマ被害が深刻化する中で、
“最先端のクマ管理県”として注目を浴びる兵庫県
の取り組みを、ブログ風に分かりやすくまとめてみます。
兵庫県は、感覚や経験だけに頼るのではなく、
科学的モニタリング+順応的管理(状況に合わせて柔軟に対応)
を組み合わせた“ガチの科学式クマ対策”を進めています。
📊 独自システムでクマの“今”を正確に把握
兵庫県のスゴいところは、
「どれくらいクマがいるのか?」を統計学で精密に推定している点。
その裏には長年の努力があります。
* 誤ってわなにかかったクマにマイクロチップを装着 → データ収集
* 2007年に「森林動物研究センター」を開設
* 専門家16人体制で県の施策に直接関わる“全国でも例がないレベル”の組織力
その結果、今年度の推定頭数は以下の通り。
* 東中国地域個体群(西側)… 約763頭
* 近畿北部地域個体群(東側)… 約688頭
これらの情報をもとに、
「絶滅させない」「人を危険に晒さない」
その絶妙なバランスを保っているわけです。
ちなみに今年度は、
✔ 集落周辺の有害捕獲は実施
❌ しかし狩猟は禁止
という慎重な方針です。
🏡 「ゾーニング」で人とクマの“生活区域”を整理
兵庫県が特に力を入れているのが ゾーニング(棲み分け)。
県内を3つに分けて管理します:
1. 森林ゾーン … クマが自然に暮らす場所
2. 集落周辺ゾーン … 街との境目
3. 集落ゾーン … 人が生活する場所
このゾーニングにより、
「クマの生活圏は守る。でも人の生活圏には入らせない」
という絶妙な距離感を保つことができるのです。
🍊 クマ出没の“犯人”は…なんと柿だった
面白い(いや、笑えない)事実として、
クマを集落に呼び寄せていた誘引物の7割が“放置された柿”。
田舎に行くと、収穫されず放置された柿の木、ありますよね。
あれがクマにとっては最高のスイーツバイキング。
これを防ぐために、
* 未利用果樹の伐採
* 実の管理徹底
など、地味だけどとても効果のある対策が進められています。
同時に、クマが健康に暮らせる“多様性の高い森林づくり”も実施。
「クマを追い払う」ではなく、「クマが山の中で満足できる環境を作る」
という前向きなアプローチなのが印象的です。
🎬 最後に──クマも迷惑、ヒトも迷惑
クマが集落に降りてくる理由の多くは、
「そこに美味しい柿があったから」。
つまり……
山で暮らしたいクマも、放置された柿を見てつい“寄り道”してしまっただけ。
兵庫県の対策は、そんなクマたちに
「寄り道しないで、まっすぐ山へ帰りなさい」
と優しく導いているようなもの。
科学の力でクマと人が共存できる未来、ちょっと希望が持てますね。
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