今年もやってきました、花粉シーズン。
東京都によると、今春の飛散量は昨年の1.4倍になる見込みだそうです。
花粉症の方にとっては、聞くだけで鼻がムズムズしそうな数字ですよね。
そんな中――
ついに“希望の木”が本格始動します。
その名も、
🌲「心晴れ不稔1号(こころばれふねんいちごう)」
名前からして、救いのオーラが漂っています。
■ 花粉をまったく出さないスギ
「心晴れ不稔1号」は、花粉を飛ばさないスギ。
つまり、
✔ 花粉を作らない
✔ 飛散させない
✔ 花粉症の原因にならない
まさに“夢のスギ”。
この苗木を山林に植え替えていけば、将来的に飛散量は大きく減ると期待されています。
■ 誕生まで13年…気の遠くなる研究
実はこのプロジェクト、簡単な話ではありません。
きっかけは1992年。
富山県で偶然「無花粉スギ」が発見されました。
そこから東京都が本格研究に着手。
600本 → 120本 → 60本 → 1本
10年以上かけて、ようやく1本の“母樹”を誕生させました。
現在は母樹が7本に増加。
まさに執念の結晶です。
■ 量産のカギはDNA技術
しかし問題は「どう増やすか」。
従来の人工交配では、
「数年育つまで無花粉か分からない」
という大きな課題がありました。
そこで導入されたのが――
🧬 DNA鑑定+組織培養技術
未熟な種子を培養し、
遺伝子レベルで無花粉かどうかを判定。
これにより、
✔ 数か月で選別可能
✔ 大量生産が可能
年間10万本の生産を目標に進んでいます。
■ いよいよ植え替えへ
数年後、都内の森林では
🌲 花粉を飛ばすスギを伐採
🌲 無花粉スギへ植え替え
という作業が始まる予定です。
多摩地域だけで人工林は3万ヘクタール。
すぐにゼロにはなりませんが、
確実に“花粉の少ない森”へと近づいていきます。
■ 20年以上の想い
このプロジェクトは20年以上続いてきました。
雪に埋もれた苗木を探しながら雪かきをしたこともあるそうです。
派手なニュースにはなりにくい。
でも確実に未来を変える取り組み。
それが「心晴れ不稔1号」です。
■ 本当に救世主になる?
正直に言えば――
✔ すぐに花粉ゼロにはならない
✔ 全国規模では時間がかかる
それでも、科学と継続の力で
花粉症対策は“根本”から変わろうとしています。
薬やマスクで「耐える」時代から、
森そのものを変えて「減らす」時代へ。
それは大きな転換です。
■ 最後に
春が来るたびに憂うつだった方へ。
いつか、
「今年はちょっと楽かも」
そう感じられる未来が来るかもしれません。
心が晴れる森づくり。
その第一歩は、すでに始まっています。
花粉に悩まされる春が、
“少しずつ優しい春”に変わりますように。
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